日本先制臨床医学会

毎年注目を集める当医学会も平成 30 年に第 1 回を開催させていただき、今年で 8 回目を名古屋にて開催できま
すことをまずもってお祝い申し上げます。
当医学会は「がん難民および難病難民を救済する」という理念のもと病気疾病の発症前から介入し、効果的な
予防法、検査法、治療法を開拓研究し、もって国民の健康増進に寄与することを目的としています。私は個人的
に、さらに国民の幸福度を上げることこそが最終的な目的ではないかと理解しております。
歴代の大会テーマを俯瞰しますと、第 1 回「がん・難病難民救済のストラテジー(於、淡路)」第 2 回「医療維
新によるパラダイムシフト(於、東京)」第 3 回「神戸から発する先制医療(於、神戸)」第 4 回「新時代の先制
医療~世界へ発信する統合腫瘍治療~(於、東京)」第 5 回「新時代に向けた新しい予防・治療~with 統合治療
で患者に寄り添う~(於、京都)第 6 回「近未来の医療を先制する~最先端医療と代替医療の統合~(於、札幌)
第 7 回「先制医療 and 未来医療の到来~未来医療を担う次世代医師養成を目指して~(於、東京)」という流れ
でそうそうたる世界的に活躍中の研究者、臨床家が集結され難病、難民救済にいかに多くの先制手段があるのか
を目の当たりにさせて頂きました。
特に第7回は日本先制臨床医学会と第 1 回となります国際未来医療臨床医学会との共同開催となり、生成 AI や
SNS の活用と医療、さらに美容医療からカンナビノイドの新時代など未来医療としてさらなる展開が示され大変
盛況でありました。演者並びにご参加いただきました皆様にこの紙面をお借りして心よりお礼申し上げます。
さて、そんな中で今回は各論として「がん」を取り上げてみました。
今まではいわゆる難病に効果のある検査法や治療法、予防法が語られてまいりました。
今回は一度国民病でもあります「がん」に絞って具体的な「先制の現状と未来」を俯瞰したく思います。そこに
は私の個人的ながん体験もあり、一臨床医としてもがんを先制するには、単に西洋医学的な技術的方法論だけで
は対処できないと感じてきました。
そこで、大会テーマを「がんを先制する」とし、① がん初発を先制する ② がん再発を先制する ③ がん進
行を先制する ④ 死の恐怖を先制する の4つのアジェンダに分け、それぞれのアジェンダごとにシンポジウ
ム形式とさせて頂きました。特に4つめの「死の恐怖を先制する」のアジェンダでは宗教者にもご参加いただき、
死生観にも触れた内容となり単に「死なないため」の先制ではなく、幸福を求めるための「死の恐怖の先制」へ
と視野を広げられるような講演になるように講演者にお願いしました。2人に1人はがんになる時代に相応しい
テーマであると自負しております。
また併設の企業展示ブースには従来からの企業様に加え、がん予防グッズ、食品、さらにストレス改善、解放の
リラクゼーショングッズなど日常に即ご利用いただける商品、サービスなども準備いしたしました。一人でも多
くの皆様のご参集をお待ちしております。


第 8 回 日本先制臨床医学会 学術大会
大会長 船戸 祟史

企業名・屋号日本先制臨床医学会
ホームページhttps://jspcm.org/jspcm-conference-2025/
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